2016年6月28日火曜日

2016年6月28日



先日映画館へ、エリックロメールの「満月の夜」を観に行った。
この映画は、昨年京都の友人が個展の題材にした物語で、
1年以上経って、やっと観ることができた。
観てよかったし、ようやく実感するところもあったと思う。

イラストレーションの展覧会で
映画を題材にすることは
個人的にはとても難しいと思っている。
でもそれがきっかけで映画を見たり、
本を読んだりと実際の行動につながることは、
すごく幸せなことだと思う。
「旅に出よう」でも「お腹が空いた」でもいいのだけど。
僕が展示を考える時は、そこを特に大切にしている。

本とつながるといえば、
現在OPAギャラリーで開催中(6/29終了)の
「信濃八太郎展
This little squiggle? ~小さな走り書きから」
こちらにも大いに心を動かされて、
紹介されている本をさっそく幾つか購入した。

そして今日から、
その京都の友人が参加するグループ展が始まる。
「老若男女世界文学選集9 旅のラゴス を描く」
筒井康隆著『旅のラゴス』をもととした展示。
今回は事前に本を読んでみたので、
より強い興味が湧いている。
どんなラゴスを、世界を描いたのかな。

それでは、また来週。

※絵は、「満月の夜」の好きなシーン。体を鍛えているところ。